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これまでの活動

​ゆらいくの活動報告

​研究紹介

 精神障害は5人に一人が罹患すると言われ、身近なものになってきました。それでも経験のない人にはその辛さが伝わりにくく、理解されにくいものです。精神障害があることで、仕事、家庭、交友関係など様々な制限や困難を抱えます。しかし、障害とともに生きることは決して不幸なことばかりではありません。障害を共有し、理解し合うことによって、家族や仲間とより深い絆を結び、豊かな日常生活を実現することができます。


 私は障害をもつ研究者として、母として、妻として、それを実体験してきました。ここでみなさまと出会い、支え合うことを通して、精神障害者が充実した幸せな人生を送れるということを、そのためには何が必要かということを、当事者研究者として発信していきたいと思います。

 

                         大阪体育大学社会貢献センター 辰巳佳寿恵

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 精神疾患・障がいがあっても、望めば、恋をしたり、結婚したり、親になれるということを当たり前にしたい、また、パートナーや子どもとともに幸せに暮らせるようになってほしい、という気持ちでこの研究に取り組んでいます。

 

 私は、研究をすることは、その対象となる方たちの代弁をすることだと思っています。そのため、当事者の声を聴くことがとても大切だと思います。インタビューをさせてもらうと、多くの当事者の方は孤立の中で育児をされていました。育児中の当事者の集まりを探しても、ピアサポートグループは全国でも数えるほどしか存在しません。また、当事者が集まることで初めて、何に困っていて、何を必要としているかがわかります。「ゆらいく」の活動は、自らの経験から当事者が孤立せずに子育てができるようにと願う当事者メンバーの思いと、当事者の方の声を聴き代弁するという研究者の思いが重なり合っています。

 

 子育て中の方への支援ももちろん必要ですが、妊娠してからの支援では遅いと思います。妊娠する前、結婚する前からの支援が必要だと考えています。まだ親になるかどうか迷っている方も「ゆらいく」に是非お越しいただければと思います。

 

大阪大学高等共創研究院/大阪大学大学院医学系研究科公衆衛生看護学 蔭山正子

「精神障がいを抱えながらの子育て支援研修プログラム」(ゆら育プロ)専用ホームページ

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